口腔は、その下部の消化管や体内と、外部の環境の間をつないでいます。口腔内には膨大な数の細菌が存在しており、細菌叢の病原性細菌と共生細菌のバランスを確保することは、口腔内でも他の身体部位の場合と同じく重要です。口腔内の細菌叢は口腔だけでなく、全身の健康のためにも大切な役割を担っています。
口腔内で最も一般的に見られる細菌の一つがレンサ球菌です。この菌は口腔内のあらゆる表面に定着する能力を持っています。レンサ球菌は、歯のような硬い表面と、歯肉や舌のような軟らかい表面の両方に定着します。1 細菌は硬い表面に定着すると、バイオフィルム(プラーク)を形成します。このプラークでは時間経過とともにグラム陰性菌が増殖し、口臭や歯周病といった口腔の健康上の問題を引き起こすことがあります。2 従って、プラークの形成を防ぐため、物理的な清掃をはじめとする日々の衛生慣行を実践することが推奨されます。
口腔内細菌叢は、上気道の免疫の成熟と維持のためにも重要な役割を担っていると考えられています。3 また、肺などの下気道への病原体の侵入を阻止する門番としても働き、病原体が消化管のさらに奥へと通過するのを防ぎます。そのため、全身の健康を維持および促進するには、口腔内細菌叢のバランスを確保することが不可欠です。1
1. Ptasiewicz et al, 2022: Armed to the Teeth—The Oral Mucosa Immunity System and Microbiota - PMC (nih.gov)
2. Müller et al, 2020: Biofilm and Orthodontic Therapy - PubMed (nih.gov)
3. Ho Man, 2017: The microbiota of the respiratory tract: gatekeeper to respiratory health - PMC (nih.gov)
いくつもの臨床試験において、特定のプロバイオティクス菌が口腔内の細菌叢をサポートし、細菌のバランスの取れた多様性に役立つことが実証されています。このような働きにより、歯周病、口臭、虫歯、上気道感染症などのリスク低減に加え、プラークの形成抑制、さらには全身の健康維持といった臨床効果が期待できます。
近年の研究では、口腔内の細菌叢のディスバイオシスが、いくつかの生活習慣病や疾患と関連していることも示されています。1 そのため、口腔の健康管理にプロバイオティクスを日常的に取り入れることは、全体的な健康を増進する上での手近な道でもあると言えるでしょう。
Probiのプロバイオティクス製品は、口腔内細菌叢のバランスと多様性を確立および保護することで、口腔の健康をサポートします。Probiはプロバイオティクス製品の包括的なポートフォリオを提供しており、その中には広範な臨床試験で効果が裏付けられた菌株などが含まれています。これらの菌株は、口腔の健康のあらゆる面をサポートできるよう特別に開発されており、プラークの形成抑制から上気道のサポートまで、多岐にわたる効果を期待できます。
BLIS® by Probi®は、科学的に効果が証明された独自開発のプロバイオティクス菌株2種、すなわちBLIS K12™とBLIS M18™を提供しています。この2つの菌株は、口腔内に定着し、口内の善玉菌を健全なレベルに導くことが幅広い研究によって実証されています。
BLIS K12™は特に、子どもと大人の耳と喉の免疫の健康をサポートします。
BLIS M18™は特に口腔内で、健康な歯と歯ぐきをサポートすることが実証されています。
以上の記述は、米国食品医薬品局(FDA)による評価を受けていません。本製品は、病気の診断、治療、治癒、または予防を目的としたものではありません。
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